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【実体験】エンジニアが転職して後悔したこと5つ。年収だけで判断すると見落とす話


転職して数ヶ月が経ちました。

キャリアの方向性としては納得のいく選択だったと思っています。ただ、実際に働き始めてから「これは事前に確認しておくべきだった」と感じたことがいくつもありました。

そのほとんどが、年収の数字には表れない部分です。

この記事では、エンジニアとして転職した私が実際に後悔していることを、包み隠さず5つ挙げます。同時に、転職して良かったことも書きます。これから転職を考えている方が、私と同じ見落としをしないための記録として残しておきます。


目次

後悔①:賞与(ボーナス)がなくなった

前職には賞与がありました。現職は年俸制のため、賞与という形での支給はありません。

年俸制は年収が12分割(または14分割等)されて毎月支給される仕組みなので、年間の総額で見れば必ずしも損をするわけではありません。ただ、実際に働いてみると、まとまった収入が入るタイミングがないというのは想像以上に感覚が違います。

  • 大きな買い物の計画が立てにくい
  • 年2回の「臨時収入」的な楽しみがない
  • 月々の手取りだけで生活設計をする必要がある

求人票に「年俸制」と書かれていても、前職が賞与ありだった人は、生活リズムの変化まで想像しておいた方がいいと感じました。
ボーナスがなくなると思い付きで旅行の計画を立てられなくなったりと、何事も計画的に生活しないといけないのは結構窮屈だなと感じています。


後悔②:退職金制度がなかった

これが最も見落としていた点です。

前職には企業型の確定拠出年金と確定給付年金がありました。現職にはこうした退職金制度がありません。

なぜこれが大きいのか

退職金制度の有無は、求人票の年収欄には一切反映されません。しかし長期的に見ると、その差は決して小さくありません。

企業型確定拠出年金は、会社が毎月一定額を拠出してくれる制度です。私の場合、前職では月に数千円程度の拠出がありました。仮に月5,000円でも10年で60万円、運用益を含めればそれ以上になります。確定給付年金も同様に、勤続年数に応じた給付が見込めます。

つまり、同じ年収450万円程度のオファーでも、退職金制度がある会社とない会社では、実質的な生涯収入に差が出るということです。

私はオファーを受ける段階で、この観点をまったく持っていませんでした。

確認すべきだったこと

  • 退職金制度の有無
  • 企業型確定拠出年金(企業型DC)の有無と拠出額
  • 確定給付企業年金の有無

これらは求人票に書かれていないことが多いので、面接やオファー面談で自分から聞く必要があります


後悔③:住宅補助がなくなった

前職にあった住宅補助が、現職にはありません。

住宅補助は月数万円程度でも、年間にすれば数十万円規模の差になります。これも年収の数字には出てこない部分です。

転職と同時に引っ越しをしたこともあり、住居費の負担感は以前より大きくなりました。
住宅補助がなくなった分、月数万円の負担増となったのはダメージが大きいです。


後悔④:待機期間への不安がある

現職は客先常駐型(SES)の働き方です。

この形態では、案件と案件の間に待機期間が発生する可能性があります。待機中も給与は支払われますが、「次の案件が決まらなかったらどうなるのか」という不安は、常に頭の片隅にあります。

前職では一つのプロジェクトに長く在籍する形だったため、こうした不安を感じることはありませんでした。

雇用形態や働き方が変わると、収入の安定性に対する感覚も変わるということです。これは実際にその立場になってみないと分かりにくい部分だと思います。
実際に私も待機を経験しました。なかなか案件が決まらない期間は、給与は支払われるとはいえ、やはり不安が大きくなります。


後悔⑤:案件ごとに面談が必要になった

前職では、自社のプロパー社員としてプロジェクトに参画していたため、案件面談というものが存在しませんでした

現職では、新しい案件に入る際に、客先との面談を通過する必要があります。

面談では自分のスキルや経験を説明し、先方に「この人に来てほしい」と思ってもらう必要があります。実質的に、案件が変わるたびに小さな選考を受けるようなものです。

これは働き方として合う人・合わない人がはっきり分かれる部分だと思います。私の場合は、転職活動時にこの点を深く考えていませんでした。

実際に面談を経験してみて、面談とはいえ面接の雰囲気に近しいので緊張感があり、気疲れはします。
ただ自分の考えを相手に伝える技術が身につくのはメリットになるかなと思います。


年収については別記事で書きました

もう一つ後悔していることとして、希望していた年収に届かなかったという点があります。

これについては、なぜ交渉できなかったのか、何を準備しておくべきだったのかを別の記事に詳しくまとめています。


それでも転職して良かったこと

ここまで後悔を並べてきましたが、転職したこと自体を後悔しているわけではありません

リモート中心の働き方ができるようになった

現職では基本的にリモート案件を提供してもらえています。通勤時間がなくなったことによる時間的な余裕は、想像以上に大きなメリットでした。

未経験領域に挑戦できるようになった

前職ではフロントエンドの下流工程が中心で、スキルの幅が広がりにくい環境でした。現職では新しい技術領域に触れる機会があり、エンジニアとしての成長実感があります。

自分の市場価値を知ることができた

転職活動を通じて、自分のスキルが市場でどう評価されるのかを初めて知りました。これは痛みを伴う気づきでしたが、今後のキャリアを考える上で不可欠な情報でした。

通勤時間を自己学習の時間に充てられたり、前職で働き続けていたら身につけられる技術も限定的だったと思うと、様々な考え方はありますが私としては転職してよかったと感じています。


これから転職する人へ:年収以外に確認すべきこと

私の後悔から言えることは、オファーを受ける前に、年収以外の条件を洗い出しておくべきということです。

確認リスト

項目なぜ重要か
賞与の有無・年俸制かどうか収入のリズムが変わる
退職金制度・企業型DCの有無長期的な資産形成に直結する
住宅補助・各種手当年収に含まれない実質的な収入
働き方(常駐/自社/リモート)案件面談の有無、待機リスク
案件の決まり方SESの場合は特に重要

これらは求人票に書かれていないことも多いため、面接やオファー面談で自分から質問する必要があります

そもそも「年収が妥当か」を判断できるようにしておく

年収以外の条件を確認することも大切ですが、その前提として、提示された年収そのものが自分の市場価値に見合っているかを判断できる状態にしておくことが重要です。

私はこれができていませんでした。だからこそ、条件を比較する土台すら持てていなかったのだと思います。
これまでの経験を活かしながら年収を上げたいと考えているのであれば、**自分の保有スキルが市場からどれほど必要とされているのか?**をまずは把握してみてください。


まとめ

転職して後悔していることを5つ挙げました。

  1. 賞与がなくなった
  2. 退職金制度がない
  3. 住宅補助がない
  4. 待機期間への不安がある
  5. 案件ごとに面談が必要になった

共通しているのは、すべて年収の数字には表れない部分だということです。

転職先を検討するとき、どうしても提示年収に目が行きます。しかし実際の待遇は、賞与の有無、退職金制度、各種手当、働き方まで含めた総体で決まります。

これから転職する方は、オファーを受ける前に、年収以外の条件も必ず確認してみてください。私のように、入社してから気づくことにならないように。
転職の理由は人それぞれですが、転職を目的とせず、あなたにとって今後メリットが働く転職となりますように。

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